こんな人におすすめの記事
- 旅行会社からメーカー(他業種)へ転職したいという人
- 営業職やマーケティング職への転職に興味があるという人
- 第二新卒や20代半ばで転職をしたいという人
新卒入社で旅行会社に入社。
20代半ばで転職を考えていた時、
/ 観光以外で大手は難しい /
という話をよく耳にしました。
しかし、20代半ばで大手メーカー企業への転職に成功。
第二新卒ではなく経験者採用でした。
この時の経験から言うと、
/ 他業種でも全然大丈夫 /
だと思っています。
本記事では旅行会社からメーカーへの転職をテーマに
そのアピール方法について書いていきたいと思います。
/ 転職を経験した目線 / 現メーカー社員目線 / の両方から見てアピールできるポイントを紹介します。
本記事の構成は以下となっております。
/ 第1章 / 20代での転職活動の前提 /
/ 第2章 / アピールポイント / 基本編 /
/ 第3章 / アピールポイント / +α /
興味のあるところから / ななめ読み / してください。
※目次から章ごとに飛ばして読むことができます。
/ 1 / 新卒で旅行会社を経験 / 20代転職の前提 /
/ 捨てるべき固定観念 / をまとめました!
/ 捨てるべき固定観念 /
/ 旅行会社勤務は他業種へのアピールができない /
/ 石の上にも三年 / まずは経験を積んでから /
/ 働きながらの転職はリスクがある /
/ 関係ないことはアピールしない方が良い /
一般的に言われがちなことです。
ただ経験上、あまり気にしなくて良いと思っています。
というよりむしろ、
旅行会社社員はファーストキャリアとして良い選択。
転職に向いている。と思っています!
これから説明する前提をしっかり押さえましょう。
/ 1-1 / 旅行会社はアピールしやすい /
/ 心持ちを変更 /
/ 旅行会社勤務は他業種へのアピールができない /
→ / アピールポイントが多い /
旅行会社で20代半ばというと大体が現場の仕事になるかと思います。
現場の仕事には転職でのアピールポイントがたくさんあります。
※具体的なところは第2章で詳しく説明していきます。
ただ、本章のポイントとしては、
/ 旅行会社で当たり前のことが他業種では当たり前ではない! /
ということは、大前提として覚えておいてください。
これは / 現メーカー社員目線 / で見るとより顕著です。
旅行会社は相対的に仕事量が多いです。
その分アピールできることが多いのは当たり前です。
/ 1-2 / 若いうちは転職のチャンス /
/ 心持ちを変更 /
/ 石の上にも三年 / まずは経験を積んでから /
→ / 若いうちはチャンス! / 経験は1年半で十分 /
まずは3年とよく言われますが、
旅行会社の場合、1年半くらいでも十分です。
社会人としての基礎を学び、膨大な仕事を1人で裁けるくらいまで育てば、スキルとしては十分です。
ですが、3年未満かどうかで大きな違いもあります。
/ 第二新卒枠 / のボーダーライン
※社会人経験3年未満としている会社が多い。
実はこの / 第二新卒枠 / 思っている以上に広く採用の枠があるので競争も新卒採用に比べるとかなり緩いです。
旅行会社社員は膨大な仕事量をこなしている分、圧倒的有利に立ち回ることができます。
ちなみに20代におすすめの転職サイトについてはこちらで紹介しています。
-
【20代・第二新卒向け】実際に使っていたおすすめの転職サイト / 大手メーカー企業重視 /
続きを見る
気になる方は併せて / ななめ読み / してください!
/ 1-3 / ノーリスク・ハイリターン /
/ 心持ちを変更 /
/ 働きながらの転職はリスクがある /
→ / ノーリスク / ハイリターン /
現職に勤めながらの転職活動はノーリスクです。
よほど言いふらしているか、態度に出てているなどしない限りは会社やチームに人にバレることはありません。
経済面でもかかるのは交通費とコピー代くらいです。
時間はいくらでも捻出できますし、休みが不定期で平日も休める旅行会社は都合がいいと思います。
なにより、受かれば新しい仕事を始めることができます。
/ つまり超お得 !! /
たとえ転職採用の試験に落ちた場合でも、
現職という拠り所があった方が精神的にも楽に転職を進めることができるのではないかと思います。
ガンガン働きながら転職活動をしましょう!(笑)
/ 1-4 / 関係ないことでもアピールすべし /
/ 心持ちを変更 /
/ 関係ないことはアピールしない方が良い /
→ / 何でもできる限りアピール /
第二新卒とはいえ、転職活動なので
/ 現職でどうか? /
が一番大事なことになります。
できる限り社会人になってからのアピールをしましょう
普段の生活や資格などもポイントになり得ます。
※詳しくは、第3章で説明します。
特に有象無象にならないことを意識しましょう!
面接では面接官を楽しませることも大事ですからね!
/ 2 / アピールポイント / 基本編 /
/ 具体的に表すべき抽象的なこと / をまとめました!
/ 具体的に表すべき抽象的なこと /
/ 迅速に業務をこなせる / 手配業務が得意 /
/ 企画力がある / 提案力がある / 創造力がある /
/ HP作成やレイアウト / パンフレットの構成 /
/ プレゼンスキル / 説明会の運営 /
/ コミュニケーション能力がある /
旅行会社で経験する主な仕事は / 企画 / 手配 / 接客 / 説明会 / HP・パンフ作成 / 等になるかと思います。
その中で身に付けることができる能力をまとめると上記のような内容になるかもしれません。
/ とてももったいないです /
何がもったいないって / 旅行会社に勤めた経験が無いと規模感が伝わってこない / ということです。
ここで大事になるのが、
/ 具体的な数字に落とし込むこと! /
では、具体的にどうするのかを見ていきましょう!
/ 2-1 / 事務作業のスキル /
/ 数字に変更 /
/ 迅速に業務をこなせる / 手配業務が得意 /
→ / 1日どのくらいの仕事量を裁ける?/
/ 手配ツアーの本数は?/
/ 1日メールや電話は何件来る?/
旅行会社の社員というだけで
/ 業務の処理速度が早い可能性がある /
という話は先の章でも述べました。
これも立派なアピールポイントです。
業務の忙しさを数字にすることをおすすめします。
/ 具体例 /
/ 1 / 電話受け・手配・企画・添乗員打合せ(担当の窓口)・メール返信など少なくとも5個以上の業務を同時進行でこなしている /
/ 2 / 手配ツアーの本数は1カ月で30本 /
/ 3 / メールは1日200通のうち100通に返信 /
このように数字にすると規模感かが明確になります!
ちなみに、残業時間や作業時間などの時間を数字の単位とすることは業務効率が悪いと誤解を与える可能性もあるので、おすすめしません。
これらの能力は事務職へのアピールとして有効です。
/ 業務効率改善 / などの / 提案力 / があるとさらに良いアピールポイントとなると思います。
※提案力については次で詳しく説明しますね。
/ 2-2 / 企画力・提案力 /
/ 数字に変更 /
/ 企画力がある / 提案力がある / 創造力がある /
→ / 何本企画して売上はどのくらい達成できた?/
/ 提案してどれくらい改善できた?/
/ 企画力 / 提案力 / はメーカーでも大事なスキルです。
他にも / 想像力 / 創造力 / 実行力 / 責任感 / 協調性 / などの言葉でも表すことができますが、要は何を達成したのかということです。
ここでも具体的な数値に落とし込んだ上で、
/ 提案 / → / 結果 / を明確にしましょう!
/ 具体例 /
/ 1 / 企画は1カ月で2本程度 / → / 売上で何百万円 / → / チーム目標を○○万円超えて達成 /
/ 2 / 業務の改善を提案 / → / 残業時間を何分削減 / → / チームの業務効率化に貢献 /
結果の規模感を数字によって明確にしています。
/ 目的のために行動したこと(できれば数値) /
→ / 結果の数値 /
→ / チーム全体に貢献 (できれば数値)/
上記の構造は / メーカー社員目線 / で見ても同じなので担当者に刺さりやすいと思います。
過程のみ、結果のみではなく、ストーリーを作ってあげるということが大切です!
※特に面接ではストーリーで伝えることが大事です!
すべての職種においてこの能力は重宝されます。
特にまだ若いので、チームの中で貢献できたことなどは良いアピールポイントとなるでしょう。
ご自身の業務で書けそうなことを探してみて下さい!
/ 2-3 / 構成力・IT関連 /
/ 数字に変更 /
/ HP作成やレイアウト / パンフレットの構成 /
→ / デザインや文面変更でアクセス○○%増加 /
/ 構成の工夫で予約数が○○人増加 /
広告やEコマースに関するスキルは必須スキルです。
ただ、IT関連については専門知識が無い場合、話の盛りすぎには注意が必要です!
ミスマッチが起こると後で辛いのは自分だということを肝に銘じ、できることのみをアピールしましょう。
ここでも具体的な数値に落とし込みます。
特に、成果に焦点を合わせるイメージです。
/ 具体例 /
/ 1 / WEBの掲載方法を変更 / → / 何%pvが上がる/ → / 成約率 (数) が何%上がる /
/ 2 / パンフレットの掲載方法を変更 /
→ / 予約が○○人増加 /
WEBは数値データで表しやすい項目です。
前年比・前月比など増加率の高い指標を選んでアピールしましょう!
また試行錯誤の過程を説明するのも好印象です。
掲載方法をどう変更したの?どれとどれを比べてみたの?何を参考にしたの?などのストーリーがあると良いでしょう。
すべての職種において重宝されるスキルですが、
特にマーケティングや広報を目指す方におすすめです。
また、IT企業(Eコマースなど)を受ける場合も / HPいじってましたアピール / が有効に働くことがあります。
自分の周りにも旅行会社からEコマース系への転職例があり、この辺りをアピールしたとのことでした。
/ 2-4 / プレゼンテーション力・運営力 /
/ 数字に変更 /
/ プレゼンスキル / 説明会の運営 /
→ / 来場者数の合計が何人の説明会の運営?/
/ 集客効果や成約率は?/
/ 何人の前でプレゼンテーションをした?/
イベントの運営や大勢の前でプレゼンテーションをする度胸はメーカーでも必須のスキルです。
特に見本市のようなものがある企業が多いので、刺さる担当者もいるかと思います。
※例えば、車メーカーなら / モーターショー / など。
ここでも同じように具体的な数値に落とし込みます。
特に集客数や成約率などに焦点を置きつつ、工夫したこと等がエピソードとして合わさると良いと思います。
/ 具体例 /
/ 1 / 1000人以上が訪れる説明会の運営を担当 /
→ / 自身の担当では100人以上の前でプレゼン /
/ 2 / 説明会のメルマガの内容改定 /
→ / 集客人数が○○%増加 /
/ 3 / プレゼン内容変更 / → / 成約率○○%増加 /
WEB予約と同様に全体の母数が明確にわかるので、成約率などの数字を書くことができます。
シンプルに / 説明会で○○をしたことで売上が△△増加した / みたいな書き方でもOKです。
試行錯誤の過程を明確にすると好印象でしょう。
こちらもマーケティング等を目指す方におすすめです。
またプレゼンで成約率を上げるという点においては、営業職でもおすすめのアピール内容となります。
/ 2-5 / 真のコミュニケーション能力 /
/ 数字に変更 /
/ コミュニケーション能力がある /
→ / 1日100人以上のお客様の接客 /
/ 1ツアーあたり20人のお客様と海外へ /
/ アンケートの満足度が95%以上 /
おそらく旅行会社に入り、現場の若手が身に付ける最も最強の能力は / コミュニケーション能力 / です。
しかし、他業種の方には実感が湧きにくいもの。
これをいかに伝えるかが勝負です!
形の無いサービス業務を数字に置き換えるには、顧客アンケートの満足度などの指標が有効です。
/ 具体例 /
/ 1 / コミュニケーションの工夫をした /
→ / 顧客アンケートの満足度が平均で95%以上 /
/ 2 / 窓口業務は1日100組以上 /
→ / 成約数が先月対比○○%増加 /
特に、顧客満足度は自分の頑張りに比例して成果を挙げ易い部分だと思います。
一度くらいはお客様からお褒めの言葉をいただいたり、満足度が上がったりした経験があるかと思います。
※時に自分のがんばりに反比例してクレームになることもありますが…(笑)
クレーム対応ですらもアピールになります。
自分が接客時に工夫していたことやその効果は明確に数字で示すことができるようにしておきましょう!
全職種において重要なスキルですが、
特に営業を目指す方にはおすすめです!
営業は人と人とのコミュニケーションが命だからです!
/ 3 / アピールポイント / +α /
/ 関係ないと思いがちなこと / のまとめ!
/ 関係ないと思いがちなこと /
/ 担当エリアの魅力やおすすめの観光地 /
/ 大変だったクレームや事件簿 /
/ 旅行関係の資格 /
/ プライベートでの活動や趣味 /
なんでもないことがアイスブレイクの話題になったり、思わぬアピールになることがあります。
/ 3-1 / 担当エリアやおすすめ観光地 /
/ +αのアピール /
/ 担当エリアの魅力やおすすめの観光地 /
→ / 面接のアイスブレイクや雑談に最適 /
旅行会社ならではの話題として、担当していたエリアの魅力やおすすめの観光地などの話があります。
面接官もアピールだけだと飽きるものです。
旅行での話や魅力的な観光地の情報などを交えて、面接官に面白い人と思われるように工夫をしましょう!
/ 具体例 /
/ 1 / 担当エリアについて端的に熱く語る /
→ / 仕事熱心さを伝えることができる /
/ 2 / 面白かったエピソードなどを話す /
→ / コミュニケーション能力を証明できる /
旅行に関する情報は面接どうのこうの以前に面白みのある内容が多いはずです!
なので、面接中の雑談には最適な話題です。
さらに上記の例で挙げたような好印象を残すことができるというメリットもあります。
/ 3-2 / クレームや事件簿を解決した話 /
/ +αのアピール /
/ 大変だったクレームや事件簿 /
→ / 仕事の苦労話を面白く話す /
/ 愚痴っぽくならないように注意 /
これも豊富に話すことがあるかと思います。
注意点は愚痴っぽくならないようにすることです。
誠意のある対応をした結果、最終的にうまく行ったエピソードがおすすめです!
/ 具体例 /
/ ツアーのクレーム対応 /
→ / 10組のお客様に約1時間ずつ電話で謝罪 /
→ / ありがとう!と言ってくれたお客様までいた /
面接用には成功した話を2~3個程用意しておくことをおすすめします。
面接官の人柄や状況に合わせて使い分けましょう。
自分の人柄の良さをアピールすることができれば、好印象を与えることができます。
余談ですが、
クレームや事件簿などの話は、メーカーに入って接待などをする際にもかなり良いネタになります。
話題に困ることが無いので、元旅行会社の社員は営業に強いのでは?と個人的には思っています(笑)
/ 3-3 / 資格はしっかりとアピールすべし /
/ +αのアピール /
/ 旅行関係の資格 /
→ / 関係ない資格も履歴書にぎっしり書く /
資格については、新卒採用の時と同じように多いことに越したことはありません。
持っているすべての資格を記載しましょう。
/ 具体例 /
/ 総合旅行業務取扱管理者/
/ 世界遺産検定2級 /
/ 総合旅程管理主任者 /
/ 他損害保険の販売資格など /
資格は勉強の証です。
直接希望業種や職種とは関係しない資格であっても現職を頑張っているというアピールになります。
また / 何の資格?/ と聞かれた時のために、端的に説明できるようにしておきましょう!
上記の具体例の場合だと以下のようになります!
/ 総合旅行業務取扱管理者/
店舗や会社の運営のための旅行業唯一の国家資格
/ 世界遺産検定2級 /
世界遺産に関する知識の検定
/ 総合旅程管理主任者 /
添乗員として業務を行うための資格
/ 他損害保険の販売資格など /
保険の販売業務を行うための資格
このように端的に説明できるようにしておきましょう。
/ 3-4 / プライベートで充実していたこと /
/ +αのアピール /
/ プライベートでの活動や趣味 /
→ / 面白いことがあれば紹介しよう /
プライベートで面白いことがあれば、紹介してみるのもアリです。
仕事に活かすことができたり、あるいは他の人があまり体験していなそうなことなどがあれば、雑談タイムでぶち込みましょう。
/ 具体例 /
/ タイにダイビングの免許を取りに行った /
/ YouTubeでゲーム実況の動画を上げた /
ダイビングの免許を海外で取得するというのはレアな経験ですよね。
他言語に抵抗がないというアピールにもなります。
YouTubeやSNSでの活動についてはWEB関連のノウハウとして紹介すると効果的です。
こうしたら視聴回数を上げることができたなど成功体験がセットになっていると良いアピールになります。
このように仕事とは関係ないプライベートでの活動が意外なアピールポイントとなることがあります。
/ 最後に /
本記事では / アピールポイント / に重点を置いて / 旅行会社からメーカーへの転職 / について説明してきました。
旅行業というとどうしても / サービス業への転職 / 観光業への転職 / がメインというイメージがありますが、
他の業種でもアピールすることはたくさんありますよ!というのが少しでも伝わっていれば、幸いです。
特に20代はまだまだ業種や職種の変更もスムーズに行うことができる年齢です!
自分の強みや弱み、やりたいこと、やりたくないことをしっかりと分析して、転職に臨んでくださいね!
そうすることで転職以前に、社会人として自分がどうありたいのかを考える良い機会にもなります。
旅行会社から他業種へ巣立っていきたいと願う皆様を陰ながら応援しつつ、この記事を締めたいと思います。
/ ファイト !! /
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
転職の先輩 / ななめ / より心を込めて。