こんな人におすすめの記事
- 学生が独学で総合旅行業務取扱管理者を勉強する方法が知りたい
- 実際に / 工夫していたこと / やってみて良かったこと / が知りたい
- 学生の時に資格を取った人の実体験談が聞きたい
これから勉強しようかなと思っているまたは既に始めている学生さんはぜひ / ななめ読み / してみてください!
/ 1 / 独学で勉強する /
/ 本章のポイント /
/ 本記事は基本的に独学で勉強する人を対象とした記事である /
/ スクールを利用した方が良い場合もある /
/ 本記事では勉強方法を基本パートと工夫パートに分けて説明していく /
今回の記事は / 学生時代に独学での勉強を考えている人 / を対象としています。
/ そもそも総合旅行業務取扱管理者って何?/ 独学かスクールに通うかで悩んでいる / 難易度ってどのくらいなの? / という方は先にこちらの記事を / ななめ読み / してみてください。
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【元旅行会社社員が解説】旅行業務取扱管理者という資格について
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ということで / 独学でやったるぞ!/ という方々、ようこそ!
本記事では総合旅行業務取扱管理者の独学での勉強方法について / 基本的なこと / と / 工夫したこと / をそれぞれのパートに分けてご紹介します。
まずは基本的なパートの実践を行ってください。
そして、時間に余裕のある方は工夫したことのパートの実践を行ってみると良いのではないかと思います。
それでは説明していきましょーーう!
/ 2 / 勉強方法 / 基本パート /
/ 2-1 / まずは資格自体の特徴を確認すべし /
/ 本節のポイント /
/ 資格の特徴を確認する /
/ 総合旅行業務取扱管理者はマークシート方式で各科目60点以上が合格基準点 /
/ 得意科目を作るのではなく、苦手科目をなくす作業が特に重要 /
まず資格の勉強をする際は、どのような特徴のある資格なのかを意識しておくように心がけましょう。
それによって勉強方法や覚えておくべき内容が若干変わってくる場合があるからです。
/ ななめの体験談 /
自分は大学2年生の時 (2014年) と大学3年生の時 (2015年)の2回受験をしています。
大学2年生の時に / 海外旅行実務 / の科目があと5点 (1問分) 足りなくて合格できなかったかったからです。
というのも当時、4科目平均60点以上が合格点だと勘違いしていたため、苦手だった海外旅行実務を他の科目でカバーすれば良いと思っていました。
この失敗以来、資格を受ける際には必ず / どういった特徴のある資格なのか / 合格基準はどのくらいなのか / を事前に確認するようにしています。
/ 総合旅行業務取扱管理者の特徴と対策 /
/ 試験はマークシート方式である /
⇒ 用語などを記述する必要はないため、読んで意味が分かるようになっていれば基本的にはOK。マークシート方式の場合、ひっかけ問題などが多くなるため、問題集などで出題傾向をつかむことに多く時間を使いたい。
/ 各4科目で60点以上が合格基準点となる /
⇒ 平均60点ではなく、各科目であることに注意が必要。得意な科目を作って苦手をカバーするのではなく、苦手な科目を無くすことに多く時間を使いたい。
上記のような資格の特徴は試験前に必ず認識しておくようにしましょう。
例えば、同じ国家資格の日商簿記検定では正確かつ迅速な判断と計算力が求められ、スピードを意識して勉強しなくてはなりません。
またこちらも同じ国家資格の中小企業診断士では7科目平均60点以上が合格基準点となるため、苦手を無くすことは当然ですが、得意な科目を作り、平均点を上げておくことも重要となります。
このように同じ国家資格でも試験の特徴に応じた勉強が必要となるため、勉強を始める前に試験の特徴を確認しておくことは重要なこととなります。
/ 2-2 / テキスト / 問題集 / 過去問 / の進め方 /
/ 本節のポイント /
/ テキストをざっと読む /
/ 問題集を解く (わからないところはテキストで再確認) /
/ 過去問を解いてみる /
/ テキスト / 問題集 / 過去問 / の進め方を説明します。個人の好みもあるので、あくまで / ななめ / の例として見てください。
/ テキストを読む /
まず最初にテキストを読みますが、あくまでざっと流し読みというイメージです。
大体内容が7~8割程度理解できていれば十分だと思います。/ あくまで記憶するのではなく理解できればOK /
あとで問題集を見た時に / あぁ、こんなのもあったな / くらいに思い出せれば最初の段階では上出来だと思います。
/ 問題集を解く / 1周目 /
ある程度テキストを読むことができたら、早めに問題集に取り掛かりましょう。
問題集でわからなかったところはテキストに戻って確認します。ここではざっとではなく、ちゃんと理解できるまで読み込みましょう。/ この段階では記憶も意識します /
自分の場合は、完璧にわかった問題には丸印を付けていくことにしています。
/ 過去問を解く /
問題集が一通り、終わったら過去問を解いてみましょう!
目安としては最低3年分解くことである程度傾向をつかむことができると思います。
問題集にはない複合問題や出題形式が実際のテストでは出てきているなんてこともあったりしますので必須となります。
/ 問題集を解く / 2周目~3周目 /
わかる問題をたくさん解くのは気分は良いですが、あまり意味はありません。
丸印のついていない、前回わからなかった問題だけを丸印がつくまで解いていくイメージで2周目以降は問題を解いていきます。
過去問を解きながら時間のある時に問題集の2周目以降を解くというイメージです。
また過去問を解いていく中で苦手な科目やジャンルなどが分かってくることがあります。
総合旅行業務取扱管理者は苦手をつぶしていく必要のある資格ですので、苦手なところを重点的に解いていくということも大切です。
/ 2-3 / テキストや問題集は最新版を買うべし /
/ 本節のポイント /
/ テキストや問題集は最新年度版を購入するべき /
/ 前年度のものがあったとしても少なくともテキストは最新版が良い /
テキストと問題集については必ず最新版のものを購入した方がいいです。
こちらも体験談を基に説明していきます。
/ ななめの体験談 /
自分は大学2年生の時 (2014年) と大学3年生の時 (2015年)の2回受験をしましたが、最終的にはテキストと問題集をそれぞれ2014年度版と2015年度版で2冊ずつ購入しました。
なぜならば、2014年から2015年にかけて / 北陸新幹線 / が開通したため、国内旅行実務の科目が大きく変更になったという話を聞いたため、他にも変更点があり、試験に出題された時、後悔したくないということで購入を決めました。
実際に国内実務は免除だったので私の場合はあまり関係なかったのですが、今から勉強を始めるという人は誰かから古い年度版をもらったり、中古で購入したりするのではなく、最新版を購入することをおすすめします。
上記の北陸新幹線の例もそうですが、総合旅行業務取扱管理者は試験の項目に変更が起こりやすい資格だと思っています。
業法や約款は法律が改定された場合、変更点や追加項目が生じる場合もありますし、国内実務や海外実務も事業環境の変化によって大きく出題が変わる場合があります。
そのため、テキストや問題集はケチらずになるべく最新版のものを用意して臨むようにしましょう!
/ 3 / 勉強方法 / 工夫パート /
/ 3-1 / 実際に旅行を手配してみる /
/ 本節のポイント /
/ 実際に旅行を手配してみると流れが分かる /
/ 特に海外旅行は行ったことのない人なら行くべき /
/ 国内旅行でも航空券の手配や新幹線の手配などは体験しておくべき /
時間に余裕がある場合 / 実際に旅行してみること / はかなり勉強になります。
こちらも体験談を基に説明していきます。
/ ななめの体験談 /
自分は海外旅行実務が5点足りずに落ちてしまったという話をしました。
その後、次の試験まで1年間という時間が空いたわけなんですが…
/ そういえば自分、海外に行ったことない… /
と思った瞬間に友人に電話していました!
/ 全部俺が手配するから一緒に海外旅行行かない?/
その後、ベトナムから入ってカンボジアを通り、タイに抜けるというバックパッカー旅行を友人と決行しました!/ かなりハード /
航空券の手配、現地での移動手段の手配、ホテルの手配、旅行金額の計算、観光地までの行き方…etc.
すべてが初めての体験で刺激的でした。
そして何より / 時差ってこういうものなんだ! / 航空券って本当にこうやって記載されているんだ!/ 刃物って手荷物検査でこんなに没収されているんだ!/ など資格で学んだことが実際にこうなっているのか!という発見がたくさんありました。
その後、知識が頭に入ってくる感覚が違うことを実感したのを覚えています。
/ これはあの時こうだったから!/ これはこうなるんだ!/ など実体験に基づいたインプットができたからです。
実際に2015年のテストでは / 海外旅行実務 / は基準点を大きく超えた点数でなんの不安もなく合格することができました。
上記の体験談は冗談話ではなく本当に役に立ったこととして紹介しています。
まだ一度も自分で旅行を手配したことがない!という人はぜひやってみてほしいです。
このご時世、海外旅行は難しいかもしれませんが、国内旅行でも遠方であれば同じような体験ができるのではないかと思います。
その際には資格で勉強したことを1つ1つ現場で確認してくるということを意識してみてください!
きっとあなたも知識が頭に入ってくる感覚の違いを実感することができるのではないかと思います。
/ 3-2 / 店舗に行ってパンフレットをもらう /
/ 本節のポイント /
/ 旅行会社のパンフレットには試験の要素がたくさん詰まっている /
/ 実店舗での接客を見てくることで新たな発見がある場合もある /
/ 海外旅行や国内旅行の疑似体験ができる /
実際に旅行に行く時間やお金がない場合、店舗に行ってパンフレットをもらってくるという方法も有効です。
こちらも体験談を基に説明していきます。
/ ななめの体験談 /
総合旅行業務取扱管理者の勉強中、ふと通りかかった旅行会社の店舗に立ち寄ったことがあります。
入り口には総合旅行業務取扱管理者の名前が掲示されています。
/ そうか!旅行業法では旅行商品を取り扱う営業所では旅行業務取扱管理者の名前の公表が義務付けられているんだったな /
さらに、店舗にある旅行のパンフレットをパラパラめくっていると…
/ イギリスの旅行か~どれどれHND発…HNDは羽田空港のことだぞ!BA利用…BAってブリティッシュエアウェイズか~ /
もちろんカタカナでも書いてあるのですが、航空会社の2レターや空港の3レターでも理解できるようになっている自分に気づきました。
/ イギリスだから通貨はポンドで時差はマイナス9時間だけどサマータイムの間はマイナス8時間なんだった /
/ あれこのお客様案内の部分、旅行業約款のあのパートだ!実際の説明はこんな感じになっているのか!/
その時 / あれ?これめっちゃ勉強になるのでは?/ と思い、色々パンフレットを持って帰りました!写真付きで観光地なども載っているので、見ているだけでも楽しい気分になります。またその店舗では、お客様と店員さんのやりとりも聞こえてきます。
/ 基本旅行代金は○○円で燃油サーチャージは○○円です。燃油サーチャージとは○○という費用で… /
わかりやすく説明していて勉強になるではありませんか!!
それからは、時々店舗に行ってはパンフレットをもらってきて読むという生活をしていました!
総合旅行業務取扱管理者の試験問題は旅行会社の業務そのものと言っても過言ではありません。
すなわち旅行会社の店舗というのは勉強になる要素が詰まっています。
机の上だけで勉強するのではなく、実際に店舗に足を運ぶことで、将来こういうことに役に立つ資格なんだ!という実感も湧いてくるのではないかと思います。
ぜひ、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
/ 最後に /
いかがでしたでしょうか?
独学での総合旅行業務取扱管理者の勉強方法について、少しでも参考になっていれば幸いです。
資格の勉強は長期戦です。基本パートで紹介したことが資格の勉強としては特に重要なのですが、息抜きもかねて工夫パートで話したようなことも織り交ぜていくとより楽しくかつ効果的な勉強になるかもしれません。
少なくともこの資格に関しては / 机に向かうだけが勉強ではない / というところが醍醐味であり、面白いところであると思っています。
他に知りたいことなどあれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
学生時代に同じ勉強をしていた / ななめ / より心を込めて。