こんな人におすすめの記事
- 海外のツアー旅行前にどのような準備をしたらいいのか知りたい
- 荷詰めの時、何があると便利なのか気になる
- 添乗員が実際にお客様にしていた案内が知りたい
皆さん、海外のツアー旅行前って色々悩みますよね。
荷物って何を持って行ったらいいのだろう…と
そこで今回は自分が添乗員をやっていた時にお客様に案内していた内容を基に海外のツアー旅行前の準備について説明していきたいと思います。
興味のある方はぜひ / ななめ読み / してみてください。
なお、自分のプロフィールや添乗員の仕事内容については併せて以下の記事を / ななめ読み / してみてくださいね。
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【元添乗員が解説】添乗の具体的な仕事内容 / ツアーガイドとの違いは?/
続きを見る
/ 1 / 絶対に忘れてはいけないもの /
/ 絶対に忘れてはいけないものリスト /
/ パスポート /
/ お金 /
まずは海外のツアー旅行において絶対に忘れてはいけないものを紹介します。
/ パスポート /
パスポートがないと飛行機に乗ることができませんので、確実に必要です。
むしろ最悪パスポートさえ忘れなければ、あとはどうにかなるのがツアー旅行の良いところでもあります。
必ず最後にパスポートを持ったかは確認してから家を出ましょう。
なお、旅行中は肌身離さず携帯できるようにパスポートケースを首から下げて持っていることをおすすめします。
無くした場合は大事になり、旅行どころではなくなってしまいます。
/ お金 /
これは最悪持っていなければ、添乗員に借りるなどの手段はありますが、かなり恥ずかしいので持って出ましょう (笑)
私は財布を無くした時のために手荷物のポケットに1万円、パスポートケースに1万円+クレジットカード1枚を入れていました。
海外のツアー旅行においては / パスポート / と / お金 / さえ持っていればとりあえずは及第点です!
/ 2 / 荷物について /
/ 2-1 / 持って行くべきもの /
/ 持って行くべきものリスト /
/ パスポートのコピー /
/ 手荷物に軽い上着 (カーディガン・ライトダウンなど) /
/ 手荷物に1日分の下着・化粧品 /
/ 常備薬 / 下痢止め・酔い止めなど /
/ アメニティ関係 /
/ 雨具 / 帽子 / 日焼け止め /
/ パスポートのコピー /
現地でパスポートを無くした時、パスポートのコピーがあると何かと手続きが進めやすくなります。
そのため、添乗員をしていた時は必ずお客様に持ってきてもらっていました。
ポイントはパスポートとはなるべく違う場所に入れておくということです。
例えば手荷物のポケットの中なんかがいいかもしれませんね。
/ 手荷物に上着 (カーディガン・ライトダウンなど) /
手荷物に入れてもらう理由は飛行機の中が寒いことがあるからです。
特に外資系の航空会社は海外の人向けに空調が設定されている場合がありますので、持っていた方がいいです。
/ 高度が上がってから、うわぁ、寒っ!みたいなこともあります/
基本的にはブランケットなど貸してもらえますが、数に限りがある場合もありますので、用意してあった方がいいと思います。
ちなみにユニクロのウルトラライトダウンは海外旅行では超優秀です。
小さくまとまって持ち運びでき、肌寒くなったらすぐに着ることもできるので、1枚は持っておくことをおすすめします!
/ 手荷物に1日分の下着・化粧品 /
手荷物に入れてもらう理由はロストバゲージ (荷物が届かない) ことが起こるためです。
/ まさかね~ / なんて思うかもしれませんが、外資の航空会社だとよくあります。
だいたい2~3日で届くことが多いので、1日分は手荷物として持っておくと安心です。
ちなみに、乗り継ぎのあるツアーはロストバゲージが多くなる傾向にあります。
例)/ 日本 / 羽田 / ⇒ / イギリス / ロンドン / ⇒ / アイルランド / ダブリン /
乗り継ぎ時に手違いで違う便に!なんてことがしばしばあります。
/ 常備薬 / 下痢止め・酔い止めなど /
現地での食事や水が体に合わなくて…なんてこともあります / 東南アジア・南米・アフリカ方面は特に /
下痢止め・酔い止め辺りは必ず用意しておきましょう。
また添乗員は基本的には薬の処方をすることは禁止されています。
そのため、ご自身でのご準備を毎回お願いしています。
現地にもちろん薬局はありますが、正直、おすすめできません…
/ アメニティ関係 /
海外のホテルはアメニティが日本ほどは充実していません。/ むしろ日本が異常です /
タオルとシャンプー&リンスくらいはある場合が多いですが、あとはほとんどありません。
歯ブラシ・髭剃り・洗面用具・スリッパ・パジャマあたりで必要なものは自身で揃えておきましょう。
ちなみにドライヤーはある場合が多いですが、ちゃんと乾かしたいという人は旅行用のものを持って行ってもいいと思います。
/ 雨具 / 帽子 / 日焼け止め /
雨と日差しの対応は用意していった方がいいです。
特に雨具についてはカッパがおすすめです。
動きやすいですし、自然観光だと風が強い場合も多く、傘が使えないなんてことも結構あります。
また日差しについては国にもよりますが、日本よりも強い国も多いです。
目が弱いという人はサングラスもあった方がいいかもしれませんね。
/ 2-2 / 持っていくと便利なもの /
/ 持って行くと便利なものリスト /
/ プラグ変換器 / 変圧器 /
/ ウエットティッシュ /
/ エコバック /
/ シャンプー&リンス /
/ 軽食 /
/ ポケットWiFi /
/ プラグ変換器 / 変圧器 /
海外は電源プラグが日本とは異なります。
もし充電などする場合は変換プラグが必要です。
カメラなど、現地で充電する必要のある人は必須アイテムとなります。
また日本製品を充電する場合は変圧器が必要な場合があるので、事前にチェックしておきましょう / 電圧について記載はプラグやコードのところにある製品が多いです /
ちなみにiphoneなど海外でも販売している製品は電圧の対応範囲が広いので基本的には変圧器は必要ありません。
/ ウエットティッシュ /
おしぼりの文化は日本独特の文化です。
そのため、食事前に手をふきたいという方はウエットティッシュがあると便利です。
また、ホテルによってはティッシュがない!という場合もあります。
ポケットティッシュなども持っていると役に立つかもしれません。
/ エコバック /
最近では日本もビニール袋が有料になりましたが、海外では多くの国が元々そうでした。
もはや袋の用意がないというところも多く、現地のスーパーなどで買い物をする場合は持っていた方が便利です。
折りたたんで小さくなるものを手荷物に入れておくのがベストだと思います。
お土産を買って急に移動中に荷物が増えた場合にも使えて便利です。
/ シャンプー&リンス /
前節でシャンプー&リンスはホテルに備え付けがあると書きました。
ただ、海外のものは髪がかなりパサつく感じがします。
やはり自分の普段使っている使い慣れたものを持って行く方がいいと思います。
/ あれ?石鹸?というくらいに品質の悪いものもあります /
/ 軽食 /
海外旅行の場合、食事が合わなくてツアーの食事を食べれなかったなんてこともしばしば…
自分はいつもカップラーメンを3個ほどスーツケースに忍ばせています。
/ 私の場合は大体なんでも食べれるのですが、ツアーの食事だけだとおなかがすくこともあるので… /
またヨーロッパ方面などでは、現地についてすぐ観光をせず、そのままホテルに行くというツアーが多いです。
その場合、初日の夕食がつかないこともあります。
通常ホテルの近くに地元のスーパーなどありますが、飛行機の時間が遅れるなどトラブルがあると閉店時間を過ぎてしまうなんてこともあり得ます。
また、飛行機に長時間乗った後でもう外になんか出たくない!という体力的な面も考慮すると、何かしらの軽食を持った方が良いかもしれません。
ツアーの内容に合わせて、軽食を準備してみてください!
/ ポケットWiFi /
ホテルやレストランではWiFiが使えるところが多いですが、それ以外のところではあると便利です。
観光地の情報を調べたり、緊急事態などでも役に立ちます。
基本的には空港でレンタルできますが、事前予約が必要な場合もありますので、チェックが必要です。
/ 2-3 / 持って行ってはいけないもの /
/ 持って行ってはいけないもの /
/ 手荷物 /
/ 刃物 /
/ 100ミリリットル以上の液体物 /
/ 預け荷物 /
/ 現金 / 貴重品 /
/ ライターやガス缶などの火がつくもの /
/ 壊れ物 /
それぞれ手荷物と預け荷物に分けて紹介していきます。
旅行に関係のないものは持っていなかないということを前提として、特に持ってしまいがちなものを紹介します。
/ 手荷物 /
手荷物で特に注意する物は2つです。
1つ目が刃物です。
これは少しでも刃のついているものはすべて対象になります。
従って / はさみ / 化粧品ばさみ / 爪切り / 髭剃り / あたりは没収されてしまう可能性が高いです。
私もはさみを没収されたことがあります… (笑)
2つ目が液体物です。
100ミリリットルまではジップロックなど密封できる袋に入れておけばOKなので初日に使う乳液や化粧水などは小さく分けて入れると通過できます。
初日分以外はすべて預け荷物 (スーツケースなど) に入れてしまうのがいいです。
ちなみにクリーム状のものやジェル状のもの、スプレー缶なども対象になります。
従って / 日焼け止め / ワックス / 虫よけスプレー / あたりは没収されてしまう可能性が高いです。
スプレーは出てくるときにミスト状になるのでわかりにくいですが、缶の中では液体になっているので没収です。
お客様の没収率No,1がスプレータイプの虫よけと日焼け止めです。
また手荷物検査を通過する前に飲み物を買ってしまうというのもよくある失敗例です!
/ 預け荷物 /
手荷物で特に注意する物は3つです。
1つ目は現金・貴重品です。
現金は高額でなければ特に問題はないのですが、なくなっても文句が言えないというのが入れない方が良い理由です。
勝手に開けられて中身を取られるなんてことも時々あるので、現金は少額まで、貴重品はなるべく手荷物に入れることを心がけましょう。
2つ目は火が付くものです。
やはり飛行機の荷台に積むということもあり、安全上の関係で火気厳禁となっています。
特にライターは引っかかることが多いものNO.1です。
ちなみにライターは1個までなら手荷物に入れられることになっていますので、必要な場合は手荷物に入れておきましょう。
3つ目は壊れ物です。
預けた荷物は投げられたり、たたきつけられたりと我々の想像する以上に雑な扱いをされます。
壊れ物はなるべく手荷物に入れましょう!
そしてどうしても預け荷物に入れる場合はタオルでぐるぐる巻きにしておくことをおすすめします。
/ ななめの体験談 /
とある海外ツアーの初日、ホテルに到着して解散。
お客様の部屋に問題がないかを巡回して聞いていた時のことです。
/ ○○さん、添乗員の / ななめ / です。何か不備はありませんか?/
/ あ、添乗員さん、お疲れさま。部屋の不備はないんだけど、大変なのよ!/
といってお客様が部屋に入れてくれた…
/ 見てよ。これ… /
そこには中が真っ赤に染まったスーツケースが…
/ ど、どうしたんですかこれ! /
/ 中に入れてたワインが割れてこうなっちゃったのよ… /
その後、ホテルにタオルを大量に借りて事なきを得たが、そのスーツケースは帰ったら捨てるとのこと。
それもそのはず、まるで死体を運んだあとのような光景だったから…
ということで壊れ物には気を付けましょう!(笑)
/ 3 / 当日 (までに) 準備しておくこと /
/ 当日(までに)準備しておくこと /
/ 両替 /
/ 海外旅行保険 /
最後に当日または前日までに用意しておくべきことを2つ紹介します。
/ 両替 /
基本ツアー旅行は現地に着いたらすぐにバスに乗って移動します。
つまり両替の時間がありません。
そのため、両替は前日までに済ませるか、当日日本の空港で済ませておくことをおすすめします。
※空港で両替できないような特殊な通貨の場合は現地で両替の時間が設けられていると思います。
大体目安としては、欧米の場合は1日2000~3000円+お土産代+食事代 (自由時間など) くらいが基準となります。
東南アジアなど物価の安い国ではこれより少ないくらいでもいいかもしれません。
クレジットカード (VISAかマスターカード) もほとんどの国で使うことができるので、気持ち少なめに持って行くのがコツです。
/ 海外旅行保険 /
何かあった時のために海外旅行保険は加入しておいた方がいいです。
特に医療費は何か事故や病気があった時に多額の費用を請求される場合があります。
クレジットカードに付帯されている保険の補償内容が満足でない場合もありますので、事前にチェックしておいてください。
/ 最後に /
いかがでしたでしょうか。
ツアー旅行は個人旅行に比べて、準備に関してはそこまでしっかりして行かなくてもなんとかなるものです。
ただ、今回の記事で紹介したものはいずれもツアー旅行の観点から紹介したものになりますので、ぜひご旅行前に検討いただけるといいかなと思います / 実際にお客様に事前に電話で確認する内容を基にして記事を作っています /
他に知りたいことやこれも持って行った方がいいよ!などありましたら、ぜひコメント欄で教えてくださいね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
皆さんの楽しい海外旅行を願う / ななめ / より心を込めて。