

こんな人におすすめの記事
- 添乗員の大変さについて知りたい人
- 体力面・精神面で大変さを知りたい人
- 添乗員になるあなたへ心を込めて!
添乗員の仕事はどんなイメージでしょうか?
おそらく、
/ 色んな所に行けて楽しそう!/
/ ずっとお客さんといて大変そう!/
このようなイメージだと思います。
往々にして仕事とはそのようなものですが、
/ 特に添乗員は両極端な仕事 /
だと身をもって実感しました。
ずばり添乗員の仕事を一言で言うならば、
/ とても楽しい時もあれば辛い時もある /
そこで今回は前者の
/ 辛い時 !! /
にフォーカスして記事を書いていきたいと思います。
ちなみに、
/ 楽しい時 !! /
にフォーカスした前回の記事はこちら!
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【元添乗員が解説】添乗員のやりがい・魅力は?/ 役得についても解説 /
続きを見る
本記事と併せて / ななめ読み / してみてください!
本記事の構成は以下となります。
/ 第1章 / まずは自己紹介 /
/ 第2章 / 添乗員の大変さとは? /
気になるところから / ななめ読み / してみてください。
※目次で飛ばして読むことができます。
/ 1 / ななめ / の自己紹介 /

/ ななめ / のプロフィール /
/ 経歴 /
/ 旅行会社に勤めていました /
/ 仕事内容 /
/ 旅行の手配や添乗員など /
/ 添乗方面 /
/ 海外・国内双方で、主にヨーロッパ方面の担当 /
/ 顧客満足度 /
/ 平均90%以上、満足度100%を取ったことも!/
/ 訪れた国・地域 /
/ 20か国以上、プライベートでも旅しています /
旅好きな元添乗員が添乗員の仕事について説明させていただきます。

/ 2 / 添乗員の仕事の大変なこと /


/ 本記事の結論 /
/ 添乗員は大変なサービス業 /
添乗員とは
/ 超激務な職業です /
というのも添乗員とは数ある中でも
/ 大変なサービス業 /
の1つであると思うからです。
事実として、
業務の大変さから添乗員の職を離れる人は多いです。
なぜ / 大変なサービス業 / になってしまうのか、
本章では大きく5つに分けて説明していきます。
/ 添乗員が大変な理由 /
/ 1 / 昼夜問わずのサービス業 /
/ 2 / 添乗員は1人しかいない /
/ 3 / イレギュラーがほぼ発生する /
/ 4 / お客様は神様という日本文化 /
/ 5 / 寂しい時もある /


/ 2-1 / 昼夜問わずのサービス業 /
/ 添乗員が大変な理由~その1~ /
/ 業務時間の制限が無い /
添乗員の仕事に労働時間という考え方はありません。
基本的にツアー日数×24時間が勤務時間となります。
※更に準備や報告書の作成で前後1日ずつかかることも…
一応、以下のように就業時間は定められています。
/ 添乗員の就業時間 /
/ 就業時間:8時~20時 /
/ ツアー中に○回○○分の休みを挟むこと /
※会社によって差異あり。
しかし、実際の現場では、
/ 上記は無いも同然 /
深夜や早朝でもトラブルや問い合わせに対応します。
実際にツアーの旅程を見ても
22時にホテルに入るツアーがあったりします。
だからといって2時間朝が遅いわけでもありません。
※実際は朝食の確認が必要なので朝も8時より早い…
また添乗員の休憩時間があるツアーは存在しません。
フリータイムでも問い合わせやトラブルがあれば対応しますし、実際は観光案内をしたりするものです!
※それが醍醐味でもあるのですが…
つまり添乗員の仕事は極端に言うと
/ 24時間稼働の業務 /
ということができます。
添乗員の多くが時間外で行うことをリスト化しました。
/ 添乗員が時間外に行う仕事 /
/ 添乗の準備 /
→ 準備時間は添乗員によって様々。
→ 私の場合は前日深夜までとツアー中の夜毎日。
/ 添乗の報告 /
→ ツアー終了後の日報&報告書の提出準備が必要
/ 旅程の都合上/
→ チェックイン、食事、観光も時間外の場合あり
/ イレギュラー対応 /
→ トラブルやツアー中の問い合わせ等
ただ、これは業界内では暗黙の了解!
嫌だ!という人は辞めていくので、最終的に自然淘汰され、対応できる人が残ります(笑)
また旅行会社を庇うわけではないですが、
/ 添乗手当・日当 /
※会社によって呼び方は異なる
ということで別途手当が出ます。
価格に見合うかは別として、会社としても救済措置的なことはやっているぜ!というのはあります。
実際に添乗員という仕事柄として
/ 旅行の安心・安全を提供する役割 /
なわけですからある程度はしょうがないかなとは元添乗員目線で見ても思うところです。


/ 2-2 / 添乗員は1人しかいない /
/ 添乗員が大変な理由~その2~ /
/ 添乗員は1ツアーに1人だけが基本 /
これがおそらくサービス業の中でも
/ 大変なサービス業 /
と言える1番の理由です。
添乗員は大体1ツアーに1人しかいません。
※例外:クルーズツアー・チャーターツアーなど
つまり、イレギュラーは全部1人降りかかってきます。
先に述べた / 24時間の勤務体制 / をとるサービス業というのは実は結構あります。
※看護職や介護職などが代表例。
ただ、全部をたった1人でやらなければならない職業というのはなかなか珍しいと思います!
24時間対応が必要なサービス業はシフト制を取ります。
しかし、添乗員にはそれがありません。
旅行中の通常業務はもちろん、
すべての時間外・イレギュラーの対応は添乗員が
/ たった1人で行います! /
体力面はもちろん精神的にもしんどい職業です!


/ 2-3 / イレギュラーがほぼ発生する /
/ 添乗員が大変な理由~その3~ /
/ ツアーが予定通りに進むことなんてほぼ無い /
添乗員の大変さでほぼ間違えなく言えることが、
/ イレギュラーの無いツアーはほぼ無い /
ということです。
というのもツアーの旅程には基本的に1番うまく行った場合が書かれているからです。
/ うまくいった場合が書かれている例 /
/ 観光地の写真 /
→ 基本的には全部晴れている写真
/ 移動時間 /
→ 基本的には渋滞が無い想定
/ 電車や飛行機などの時間 /
→ 遅延の無い想定
/ ツアーの進行 /
→ 施設や手配の不備が無い想定
→ お客様がみんな指示に従ってくれる想定
特に海外ツアーでは顕著です。
8日間のヨーロッパツアーを想像してみてください。
旅程のどこかで天気が崩れる可能性は高いですし、
首都に向かう道路が混雑することは多いですし、
海外の交通機関は時間通りに来ることは少ないですし、
施設の予約不備などは頻発しますし、
お客様にもツアーに向いていない自由な人はいます。
そのため、
/ イレギュラーの無いツアーはほぼ無い /
と言えるのです!


/ 2-4 / お客様は神様という文化 /
/ 添乗員が大変な理由~その4~ /
/ 日本のサービス水準が高すぎる /
その昔、日本で言われていた言葉
/ お客様は神様です /
現代でもご高齢の方々に限らず、
一定数この考え方をお持ちの方がいらっしゃいます。
よく言われることですが、日本のサービス水準は
/ 諸外国に比べてかなり高いです /
添乗員時代に海外のガイドさんとこんな話をしました。
/ ななめの体験談 /
※ / ガ / :ガイドさん、/ な / :ななめ
ヨーロッパでの添乗の際、
現地ガイドさんからこんなことを言われました。
/ ガ / 日本はおもてなしの国でしょ?大変だね /
/ な / まぁね…日本人相手の仕事は大変ですか?/
/ ガ / ガイドは数か所だから添乗員より全然よ!/
/ ガ / 日本人添乗員が何て呼ばれていると思う?/
/ な / え?呼称とかあるの?/
/ ガ / ベビーシッターよ!全部お世話するから!/
/ な / そんな呼ばれ方されてるのね(笑) /
/ ガ / 日本の旅行客はほんと甘やかされすぎよ!/
/ な / まぁ、そうなのかな~ /
/ ガ / 人によるけど添乗員さんに仕事させすぎよ /
/ な / しないわけにもいかないんだけどね(笑)/
とある休憩時間の1コマでした。
最初に
/ ライクアズベビーシッター /
と言われた時は衝撃でした!
この話は
/ わがままばかり言う日本人客がベイビーに見える!/
ということを皮肉ったジョークです。
ジョークであったとしても
日本の添乗員の仕事を考える上では非常に的を得た言葉
だと思います。
日本人は海外の人から見ると / わがまま / に映ります。
実際に海外の添乗員は最低限のことしかしません(笑)
必ずしも海外が正しいわけではなく、
日本のサービス業の素晴らしさもあると思います。
ただ、自分が客側になった時に
/ これは恵まれていることなんだ /
と考えるきっかけになったエピソードでもあります。


/ 2-5 / 寂しい時もある /
/ 添乗員が大変な理由~その5~ /
/ 孤独な添乗員 /
最後の理由にしてはパンチ弱いかもしれませんが、
添乗員は意外と寂しいです(笑)
お客様もいらっしゃるのですが、グループで参加される人も多いので、自分だけ1人でいるとなんか寂しくなります…(笑)
観光地・宿泊・食事、旅程に全てにおいて一緒に気兼ねなく話せる人の大切さを改めて知る場でもあります。
もちろん1人旅で参加されている方もいらっしゃるので、大丈夫な人は大丈夫なのかもしれません。


/ 2-5 / 結論:添乗員は超大変 /

/ 本記事の結論 /
/ 添乗員は大変なサービス業 /
5つの理由を見ていただいてわかる通り、
/ 添乗員はとても大変な仕事です /
/ 添乗員が大変な5つの理由 /
/ 1 / 昼夜問わずのサービス業 /
/ 2 / 添乗員は1人しかいない /
/ 3 / イレギュラーがほぼ発生する /
/ 4 / お客様は神様という日本文化 /
/ 5 / 寂しい時もある /
ただ、これらを乗り越えた先にやりがいがあります。
そこまで辿り着けるかが、最初の難関です。
/ 最後に /
いかがでしたでしょうか?
元添乗員の視点で
/ 添乗員は大変な仕事である /
という理由について書いてきました!
ただ、これから添乗員を目指すという人には
1つ言っておきたいことがあります。
それは
/ 添乗員は辛いことばかりではない /
ということ。
今回の記事では / 大変なこと / にフォーカスしたので、
添乗員のネガティブキャンペーンになってしましたが、
必ず併せてこちらの記事を読んでもらいたいです!
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【元添乗員が解説】添乗員のやりがい・魅力は?/ 役得についても解説 /
続きを見る
仕事の楽しさについて元添乗員視点で書いています!
添乗員の名誉のため、ご一読くださいませ!(笑)
ということで今回の記事はここで終わりです。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
元添乗員で旅好きな / ななめ / より心を込めて。