こんな人におすすめの記事
- 新卒で旅行会社に入った人
- 旅行会社への就職を考えている人
- 国内か海外か担当で悩んでいる人
これから旅行会社に入社する方。
旅行会社への就職を考えている方。
国内旅行と海外旅行とで
/ 担当になるならどっちがいいの?/
と悩んでいる人もいるかと思います。
今回は、元旅行会社社員&元添乗員の / ななめ / の目線で上記の疑問に答えていきたいと思います。
/ この記事を読むとわかること /
/ 海外旅行担当を選ぶ理由とは? /
/ 海外旅行担当を選ぶメリットとは? /
/ 海外旅行担当の仕事の魅力は? /
/ この記事の信頼性 /
/ ななめ / のプロフィール
/ ななめ / と申します。元旅行会社社員かつ元添乗員をしていました。手配業務では主に海外を担当、添乗業務では海外・国内ともに担当をしていました。今回はその時の経験を基に記事を書きたいと思います。最後まで / ななめ読み / でお付き合いくださいませ!
国内旅行担当をしていた同期もたくさんいたので、国内の方々の話も参考に記事を書いていきたいと思います。
では早速 / ななめ読み / していきましょう。
/ 1 / 結論:迷うなら海外担当になろう!/
いきなり結論から書くと
/ 迷っているなら海外旅行担当 /
を選んだ方が良いと思います。
ポイントは / 迷っているなら / というところ!
国内旅行担当になりたいのであれば、無理して海外旅行担当になる必要はもちろんありません。
これから4つのパートに分けて海外旅行担当の良さについて話していきますが、国内は国内ならではの良さもあると思います。
国内旅行担当がだめではないことを強調した上で、
/ 海外旅行担当の良さ /
について元海外旅行担当の / ななめ / の目線で書いていきます。
/ 海外旅行担当の良さ /
/ 仕事自体の魅力 /
/ 世界へ視野が広がる /
/ 国内業務にも活かすことができる /
/ 転職に圧倒的に有利 /
/ 2 / 仕事自体の魅力について /
まずは
/ 海外旅行担当の仕事の魅力 /
を紹介したいと思います。
普段の業務の中で魅力的だなと感じたことを実体験に基づいて紹介していきます。
/ 仕事自体の魅力 /
/ 単価が高く少数先鋭 /
/ 仕事のイベントが派手 /
/ 海外に行く機会がある /
仕事自体の魅力については上記の3つに分けてそれぞれ説明をしていきます。
/ 2-1 / 単価が高く少数先鋭 /
/ 仕事自体の魅力 ~その1~ /
旅行商品の単価が高く、少数先鋭での仕事
1つ目の仕事の魅力は
/ 単価が高く少数先鋭での仕事 /
となるためやりがいがあることです。
海外旅行は国内に比べると単価が高い傾向があります。
1回の取引で100万円以上になることもざらにあります。
その分、商品の説明も丁寧にしなくてはなりません。
1回1回の取引が高額なので、
/ 売上に大きく貢献している /
ということが実感できます。
※予約業務で1日1000万円以上稼ぐこともあります。
また私の所属していた会社では海外旅行関連の人数は大体全体の3分の1程度でした。
少数先鋭で仕事をさばいていくため、仕事の裁量が大きい印象がありました。
私はヨーロッパ方面担当だったのですが、海外旅行担当の中でも通称 ”華のヨーロッパチーム” と呼ばれていたらしいです。おそらくイメージが先行していますが…
ヨーロッパに限らずですが、国内担当から海外担当に異動したいと希望を出す人も多かったようです。
/ 2-2 / 仕事のイベントが派手 /
/ 仕事自体の魅力 ~その2~ /
商品が高額ゆえに説明会などのイベントが派手
2つ目の仕事の魅力は
/ イベントが派手なこと /
です。
お客様を集客するため、月に数回程度の旅行説明会を方面ごとに開催していました。
先に海外旅行の商品は単価が高いことを説明しましたが、高い商品についてはちゃんと説明を聞いて納得してから買いたいと思うお客様が多いためです。
また年に数回、すべての海外担当が集結して海外旅行フェアなどの大型イベントを行ったり等、イベントが多いのも海外旅行担当の特徴です。
他にも現地のダンサーや演奏家を招くイベント等、様々なイベントを企画・運営することができます。
イベントの企画や運営などの仕事は、
/ 比較的若い社員が担当する /
ことが多いため、やりがいにもつながります。
/ 2-3 / 海外に行く機会がある /
/ 仕事自体の魅力 ~その3~ /
出張などで実際に海外に行くことができる
3つ目の仕事の魅力は、
/ 海外に行くことができる /
ということです。
これが最後にして最大の仕事の魅力だと思います。
プライベートで行けば数十万かかる海外旅行を視察出張という形で実質無料で体験することができます。
※企画担当は実際に見ないと企画できという形
自分は他にも
/ 添乗員として現地に行く /
ということをしていました。
そのため、年に数回は海外へ行っていました。
ただ、お客様のいる添乗業務と、視察で行く海外出張とでは全然プレッシャーが異なります。
添乗員となると別ですが、海外出張は日本語が話せる代理店担当者と一緒に行くことが多いので、語学力についても基本的には心配ありません。
添乗員のやりがいや必要な英語力については以下記事でも説明しています!
/ 関連記事 /
-
【元添乗員が解説】添乗員のやりがい・魅力は?/ 役得についても解説 /
続きを見る
添乗員の仕事のやりがいについては上記の記事でも詳しく説明しています。併せて / ななめ読み / してみてください。
-
【元添乗員が解説】添乗員に英語力・語学力はどのくらい必要か?/ 海外旅行の場合 /
続きを見る
筆者の当時の英語力や添乗員に英語力がどの程度必要か?については上記の記事でも詳しく説明しています。併せて / ななめ読み / してみてください。
/ 3 / 世界へ視野が広がる /
海外旅行担当の仕事自体の魅力を紹介していきました。
雰囲気だけでも仕事の魅力が伝わっていれば幸いです。
ここからは、
/ 海外旅行担当の副次的メリット /
について話していきたいと思います。
※ 副次的メリットとは / 仕事自体の魅力もさることながら、同時にこんなお得なことがありますよ!/ ということです。
まず最初に紹介するのは、
/ 視野が世界に広がる /
ということです。
海外旅行担当をしていると、意図せずとも世界に向けて視野が広がります。
本章では、そのことについて詳しく話していきたいと思います。
/ 世界へ視野が広がる /
/ 世界のニュースに関心が持てる /
/ 国際交流による発見がある /
/ 日常生活の中で話題が増える /
それぞれ3つに分けて説明していきます。
/ 3-1 / 世界のニュースに関心が持てる /
/ 世界視野が広がる ~その1~ /
海外と関わることで世界のニュースに関心が持てる
世界に視野が広がるポイントの1つ目は
/ 世界のニュースに関心が持てる /
ということです。
担当したことのある国や行ったことのある国での出来事については敏感に反応することができるようになります。
自分はヨーロッパ方面(北欧・英国・ロシアなど)を担当していたため、昨今の情勢にも関心を持っています。
/ 特に関心を持ったニュース /
/ エジプトでの観光バス襲撃 /
→ / 添乗で行ったことのある国での出来事 /
/ トルコでの海外旅行復活 /
→ / 実際に添乗員として先陣を切って現地へ /
/ ウクライナ情勢 /
→ / ロシア・ウクライナ・ベラルーシ・北欧諸国は過去手配担当であった国々 /
上記は関心が高まったニュースの一例です。
海外旅行担当であったことによって、世界情勢を身近に感じるきっかけにもなったと思っています。
/ 3-2 / 国際交流による発見がある /
/ 世界へ視野が広がる ~その2~ /
国際交流により、文化や商習慣が理解できる
世界に視野が広がるポイントの2つ目は
/ 国際交流による発見がある /
ということです。
添乗員として現地に行く場合はもちろんですが、
旅行会社社員として、企画や手配を行う中でも様々な国際交流の場面がありました。
/ 国際交流の場面 /
/ 現地手配会社との連絡 /
/ 現地の観光地や航空会社との連絡 /
/ 企画や手配する上での現地に対する勉強 /
/ 現地の視察出張や添乗業務 /
上記のように旅行会社にいると様々な場面で国際交流を体験することができます。
その過程で文化や生活習慣等を実体験として理解することができるようになります。
/ 学ぶことができること /
/ 現地の観光地や文化について /
→ / 観光地の外国人対応 / お祭り・音楽などの文化 / 現地の生活習慣 / など
/ 現地の商習慣について /
→ / 飛行機が時間どおりに来ない / サービス業が日本と全然違うスタンス / 現地の人の働き方 / など
上記はあくまで一例ですが、日本の中で生きているとなかなか体験することができないことや入手することができない情報について学ぶ機会がたくさんあります。
/ 3-3 / 日常生活での話題が増える /
/ 世界へ視野が広がる ~その3~ /
特殊な経験により、日々の話題に困らない
世界に視野が広がるポイントの3つ目は
/ 特殊な経験による話題づくり /
です。
インターネットなどのインフラの普及で簡単に海外にアクセスができる現代においても海外との関わりが少ないという日本人はまだまだ多いです。
同時に、実は興味を持っている人も多かったりします。
そのため、元海外旅行担当者として体験談や旅行のアドバイスをすると、興味を持ってくれる人がとても多いです。
/ 話題の例 /
/ 過去担当していた国の話 /
/ おすすめの旅行先 /
/ 過去に体験したことの話・失敗談 /
おすすめの旅行先は?という質問は毎回される鉄板ネタで大体担当国の北欧などを引き合いに出して話題を広げるようにしています。
また失敗談なんかも盛り上がる話のネタでもあります。
/ 4 / 国内業務にも活かすことができる /
海外旅行担当の副次的メリットの2つ目は
/ 国内業務にも活かすことができる /
ということです。
旅行会社に入ると異動もあり、ゆくゆくは国内旅行を担当する方もいらっしゃるのではないかと思います。
その際に、海外旅行担当であった経験を大いに生かすことができます。
本章を通してのキーワードは、
/ 外を知り、内の強みを知る /
ということです。
この章では、海外旅行担当の経験が国内旅行でも活かせる場面について詳しく説明していきたいと思います。
/ 4-1 / 外を知り、内の強みを知る /
/ 本章最大のポイント /
外の世界の良さや悪さを知ることで、改めて自分の世界の良さや悪さを理解することができる
海外旅行担当が国内担当にも応用できるという理由は、
/ 外の世界を知ることができること /
これが重要なポイントだと思います。
実は日本よりも観光に力を入れている国や地域は海外に多く存在しています。
またそれらの国や地域の観光に対しての取り組み方も様々です。
外の世界(海外の国や地域)の成功例や失敗例を学ぶことで自分の世界(日本全体や地方都市)の観光に応用することができることは多くあります。
つまり、国内旅行を担当する上でも
/ 海外旅行の担当をしておくこと /
というのはメリットがあるということができます。
/ 4-2 / インバウンド旅行や地方創生にも /
/ 特に応用できるポイント /
インバウンドや地方創生など、日本観光の課題にも応用が可能となる
昨今は新型コロナ拡大の影響で影が薄くなっている
/ インバウンドと地方創生 /
ですが、コロナ前は日本の観光業の大きな課題でした。
特にインバウンドは復活に時間がかかりそうですが…
/ インバウンドとは?/
海外の方が日本に来る旅行の総称(訪日旅行)
ただ、いずれ復活するであろうこれらの課題にも
/ 海外旅行担当であった経験 /
は活かすことができると言えるのではないかと思います。
/ インバウンドに対して /
/ 海外の観光地の見せ方を知る /
→ / 外国人ウケする観光の訴求ができる /
/ 海外の観光地の特徴を知る /
→ / 日本にしかない観光素材がわかる /
/ 海外の生活習慣や文化を知る /
→ / 海外の人にとっての非日常を知ることができる /
日本人にとっては当たり前のことでも海外の方々にとっては新鮮なことはたくさんあります。
その要素については、実際に国際交流をすることでわかることでもあります。
/ 地方創生について /
/ 海外の観光地の見せ方や仕組みを知る /
→ / 地域の観光資源に応用することができる /
/ 海外の観光地域の取り組み方を知る /
→ / 日本の地方の活動に応用することができる /
先に日本よりも観光業が経済的に発展している国や地域がたくさんあるという話をしました。
つまり、観光の見せ方や仕組み、取り組み方についても日本より発展している国や地域はたくさんあるということになります。
これらの国の事例を知ることで、日本の地方観光に活かすことができる場合があります。
/ 関連記事 /
-
【元旅行会社社員が解説】観光業・旅行業の業界研究 / 読んでおきたい本と要約文 /
続きを見る
インバウンドや地方創生については上記の記事でもおすすめの本など詳しく説明しています。併せて / ななめ読み / してみてください。
/ 4-3 / 実際に活かしている事例がある /
/ 実際に活かしている事例がある /
海外の観光地の事例や体験を日本に持ち込む
/ 海外の経験を日本で応用する /
とはいっても本当にそんなことできるの?という方もいらっしゃるかと思います。
そこで、実際に海外での経験を日本の観光地で活かしている例を紹介したいと思います。
/ 海外での経験を活かした事例 /
スイスの観光・山岳ガイドとして活躍した著者が日本の地方の観光業の課題について書いている本です。実際にスイスのツェルマットという街の観光業のやり方や街づくりの仕方に基づいて課題解決の方法を提案している点が新鮮なところです。北海道の弟子屈町など日本でもすでに導入している例もあり、海外での成功事例が日本でも応用できることに対して説得力のある1冊となっています。
海外を500日以上旅した著者による日本での地方創生活動の体験記です。飛騨古川においていかに外国人に訴求するかなどに言及しつつ、日本の地方での活動の難しさについても語られている本となっています。海外を旅した体験がどのように活かせるのかを体験記ベースで理解することができます。
/ 5 / 転職活動に圧倒的に有利 /
海外旅行担当の副次的メリットの3つ目は
/ 転職に圧倒的に有利 /
ということです。
前章では社内での(国内業務への)異動について話しましたが、今回は社外への移動の話をします。
観光関連企業に転職する場合は大差はありませんが、
/ 他業種の企業への転職 /
に関して言うならば、
/ 海外旅行担当の方が有利 /
と言えるかと思います。
その理由について本章で説明していきます。
/ 5-1 / 海外と関わった経験は財産 /
/ 書類や面接でも効果は絶大 /
海外と関わる仕事をしてきたのはアピールポイント
海外旅行担当の方が転職に強いと言える理由は
/ 海外と関わった経験がある /
とアピールできるからです。
もちろん、英語が喋れる人や海外と関わる仕事をしている人は日本にたくさんいます。
ただ、他の国に比べればまだまだ少ない方だと感じます。
特に若い年齢で海外との仕事経験がある人は第二新卒採用において重宝されます。
/ 5-2 / 他にもアピールポイントが多い /
/ 海外経験以外にもアピールポイントがたくさん /
説明会や大型イベントなど海外旅行担当ならではの仕事がたくさんあるため
海外との仕事の経験以外にも
/ 海外旅行担当のアピールポイント /
はたくさんあります。
それは海外旅行担当ならではの仕事があるからです。
以下で具体的に列挙します。
/ 海外旅行担当ならではの仕事 /
/ 説明会・大型イベント /
→ / イベント企画や運営の経験をアピール /
→ / 説明会でのプレゼン能力をアピール /
→ / 旅行の成約率や紹介の工夫の仕方をアピール /
/ 長期の添乗業務 /
→ / 長期間ならではの接客経験 /
→ / 海外ならではの添乗経験や事件 /
添乗業務については行っていない会社も多いかと思いますが、説明会や大型イベントは多くの会社で開催しているはずです。
海外旅行担当でしか経験できない仕事は他にもたくさんあるかと思います。探してアピールポイントにしてみましょう!
/ 5-3 / 話題が多く面接で話が弾む /
/ 何といっても話のネタが多いこと /
面接での雑談の盛り上がりも大切な要素
転職の面接では
/ 面接中の雑談 /
もとても大切な要素となります。
先の章でも / 話題が多くなる / という話をしましたが、もう一度その時の話題の例を振り返ってみましょう。
※ 3‐3で説明した内容です。
/ 話題の例 /
/ 過去担当していた国の話 /
/ おすすめの旅行先 /
/ 過去に体験したことの話・失敗談 /
これらの話は面接のアイスブレイクや雑談にも最適です。
海外旅行の話や他業界の仕事の話は興味ある人が多いみたいです。
/ 6 / まとめ:海外旅行担当を選ぼう!/
さて、この記事のまとめです。
どちらかで迷っているのならば、ずはり!
/ 海外旅行担当を選ぶべし /
というのが本記事の結論です。
ここまで説明してきた理由については以下にまとめておきます。
/ 海外旅行担当を選ぶべき理由 /
/ 仕事自体の魅力 /
→ 単価が高く少数先鋭、大型イベントもあり、海外にも行けるため
/ 世界へ視野が広がる /
→ 海外への関心も持て、交流により発見もあり、話の幅も広がるため
/ 国内業務にも活かすことができる /
→ インバウンドや地方創生などの課題にも経験が応用できるため
/ 転職に圧倒的に有利 /
→ 海外との業務経験やイベント運営などの経験が生かせるため
今回の記事は以上です。
国内旅行担当か海外旅行担当かで迷っている人の参考になっていれば幸いです。
皆さんのご活躍をお祈りしております!
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
元旅行会社社員の / ななめ / より心を込めて。