/ こんな方におすすめの記事 /
- 旅行会社に就職・転職したい人
- 旅行業関連のおすすめ本を知りたい人
- 旅行業を学びたいと思っている人
前回の記事では観光業・旅行業の業界研究には
/ flier(フライヤー)/
がおすすめですよ!ということを紹介しました。
/ 前回の記事はこちら /
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【旅行業の業界研究】豊富な業界知識が効率よく得られる方法 / 就職活動におすすめ /
続きを見る
前回の記事では、主に旅行業の業界研究のやり方・flierを業界研究に使うメリットを紹介しました。
今回は観光業・旅行業において
/ flierで読んでおきたい要約文 /
を詳しく書いていきたいと思います。
上記と併せて、
/ flierには載っていないおすすめの本 /
も紹介していきたいと思います!
おすすめ本をすぐに知りたいという方はこちらから飛んでください!
/ この記事の執筆者は? /
/ ななめ / のプロフィール
/ ななめ / と申します。新卒採用で旅行会社に入社し、主に海外旅行の担当をしていました。学生時代の後半は今思えば完全に旅行業オタクでした(笑)旅行の資格を取得したり、業界紙を購読したり、他学部の観光の授業に潜り込んだり…と色々してきた自分ですが、その時の経験をベースに今回の記事では観光業・旅行業の業界研究について書いていきたいと思います。最後まで / ななめ読み / でお付き合いくださいませ!
/ 観光業・旅行業 /
はコロナ緩和後、人気業種に戻ると思います。
ライバルと差をつけるために
/ 業界研究を攻略しよう /
おおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!
ということで興味がある方はぜひ最後まで / ななめ読み / してみてください。
/ 1 / flierでの業界研究 /
まずは簡単に
/ flier(フライヤー)/
の説明をしておきます。
flierはビジネス本の要約サービスです。
/ flierとは?/
flier(フライヤー)とは、2013年6月設立の株式会社フライヤーによって運営されているビジネス書籍を中心に取り扱う本の要約サイトのことです。要約内容は出版社や著者に直接確認を行い、許可が得られたもののみを掲載。安心・安全に読むことができる要約サイトです。
月々、書籍1~2冊分くらいの料金で本の要約文が読み放題!聴き放題!のサイトになっています。
※ 今なら1週間の無料お試し期間もあります。
このサービスを使って業界研究をすれば、短時間で安く業界研究を進めることができます。
詳しく知りたい人は以下の記事でも説明しています。
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【時間が無い人におすすめ】ビジネス本の要約サイト / 7日間無料で使える /
続きを見る
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/ 2 / 日本の旅行業の重要論点 3つ /
日本の観光業や旅行業で
/ 押さえておきたい重要論点 /
を3つセレクトしてみました。
/ 押さえておきたい重要論点 /
/ インバウンド(訪日観光)/
/ 地方創生 /
/ IR(統合型リゾート)/
旅行業の業界研究と言えば、まずはこの3つを押さえておくことが重要です!
それぞれについてflierで要約文を読むことができるおすすめの本を紹介していきます。
/ 3 / インバウンド関連の要約文 5本 /
まずは
/ インバウンド(訪日観光)/
についてのおすすめ本を紹介します。
/ インバウンドとは?/
かなりざっくりというと、外国人が日本にくる旅行のことをインバウンドと言います。逆に日本人が海外に行く海外旅行のことをアウトバウンドと言います。新型コロナウイルス感染症が拡大するまでは日本のインバウンド観光客は右肩上がりに伸びていました。そのため、受け入れ態勢などが追い付かず、課題もたくさんあった分野となっています。
/ 3-1 / 新・観光立国論 /
まずはデービット・アトキンソンさんの
/ 新・観光立国論 /
という本を紹介します。
インバウンドを勉強する上では基本の1冊と言っても過言ではありません。
/ 本の内容 /
/ 観光立国の大前提となる4条件+α の要素 /
/ 日本がアピールしていることの問題点 /
/ 富裕層などターゲットの選定やニーズについて /
/ 要約文でわかること /
/ 日本が観光立国になるには何が必要か?/
/ インバウンドマーケティングの課題は何か? /
/ 一括りにしない国別のターゲティングとは?/
インバウンドを勉強するなら入門書と言える1冊!
経済学・経営学的視点でも分析されていてわかりやすいです。
要約文を読んでみてわかりやすいなと思ったら、
/ 1冊丸々読んでみてほしい本No.1 /
です。観光関係の企業に行くなら必読書!
/ 3-2 / 世界一訪れたい日本の作り方 /
次は『新・観光立国論』と同じ著者の
/ 世界一訪れたい日本の作り方 /
という本を紹介します。
先に紹介した本の実践編となっており、前作の内容がより具体的にバージョンアップされています。
/ 本の内容 /
/ 文化観光だけではなく自然観光も強化すべし /
/ 欧州やオセアニア等上客を狙うべし /
/ 観光の内容をニーズに応じて多様化させるべき /
/ 要約文でわかること /
/ どのように観光資源をPRしていけば良いか?/
/ どの国の人に向けて何を進めれば良いか? /
/ 課題と改善方法はどんなものがあるか?/
インバウンドの入門編から実践編へとより内容が具体化されています。
なぜ、誰に対して、何を、どのように進めればいいのかの施策が細かく書かれていて勉強になります。
/ 3-3 / 富士箱根のゲストハウスの外国人宿泊客はなぜリピーターになるのか?/
続いて、インバウンド向けの宿泊に焦点を置いた
/ 富士箱根のゲストハウスの外国人宿泊客はなぜリピーターになるのか?/
という本を紹介します。
この本には外国人に対してのおもてなしの方法が具体的に書かれています。
/ 本の内容 /
/ 旅行客を友人として迎え、もてなすべし /
/ 買い物から体験へのニーズのシフト /
/ 国際交流が大切 / 人こそ最大の観光資源 /
/ 要約文でわかること /
/ 語学だけではないもてなしの基本とは?/
/ もてなしの4つのキーワードや方法とは? /
/ 日本に来る外国人のニーズや変化とは?/
インバウンドの中でも宿泊業に特化した内容です。
※宿泊業も受ける人は必読です!
日本人が考えるおもてなしとは少し変わった海外の人に対するおもてなしの基本が細かく書かれています。
この後の地方創生の部分とも関連が深い内容です。
/ 3-4 / ポスト爆買い時代のインバウンド戦略 /
続いて爆買いをキーワードにインバウンドを見る
/ ポスト爆買い時代のインバウンド戦略 /
という本を紹介します。
この本の特徴はインバウンドについて負の側面についてもしっかりと述べていることです。
インバウンドについては、悪い影響についても十分に知っておく必要があります。
/ 本の内容 /
/ 爆買では違法行為などのデメリットがある /
/ インバウンドを育てるべき3つの理由 /
/ 外国人視点でのニーズを把握することが重要 /
/ 要約文でわかること /
/ 爆買での集客のメリット・デメリットとは?/
/ インバウンドを育てるべき理由とは? /
/ 訪日外国人が急増していた理由は?/
爆買については、既にコロナ以前でも需要が落ち着いてきていたという印象がありました。
※コロナで自国メーカーが伸びたので、コロナ後は尚更。
一方、インバウンドの負の側面はこれからの日本の課題として認識しておくべき内容だと思います。
/ 3-5 / 外国人観光客を呼ぶ日本の勝ちパターン /
次は、具体的なマーケティングについて書かれている
/ 外国人観光客を呼ぶ日本の勝ちパターン /
という本を紹介します。
この本は海外の方々にどう日本の魅力を伝えるのか?ということについて具体的に書かれている1冊です。
/ 本の内容 /
/ インバウンドの成長にはマーケティングが必要 /
/ 最重要市場の選定と新たな観光資源の創出が必要 /
/ 調査型ファムツアーの実施で外国人のニーズを明確にする /
/ 要約文でわかること /
/ インバウンドのマーケティングの手法とは?/
/ ゴールデンルートから地方誘因の仕方は? /
/ ファムツアーでのニーズの見つけ方は?/
特に外国人に日本の魅力を探してもらう調査型ファムツアーについて詳しく書かれているのが新鮮な1冊です。
日本の観光地における潜在ニーズを見つけるのに適した方法と言えます。
※外国人にとってホワイトチョコレートは珍しい等
/ 4 / 地方創生関連の要約文 6つ /
次に重要論点の2つ目、
/ 地方創生 /
についてのおすすめ本を紹介します。
/ 地方創生とは?/
先に説明したインバウンドとも一部繋がる部分ではありますが、いかに地方を盛り立てるかというのは日本全体として重要な課題となっています。その中でも他地域からの集客という点で観光は大きな役割を果たします。地方の観光資源を生かし、いかに他地域や外国の方々に訴求し、お金を落としてもらうか。また地方の既得権益やビジネスにおける人間関係の構築が課題となります。
/ 4-1 / 観光立国の正体 /
本章でまず初めに紹介するのは
/ 観光立国の正体 /
という本です。
スイスの観光・山岳ガイドとして活躍した著者が日本の地方の観光業の課題について書いている1冊です。
/ 本の内容 /
/ スイスのツェルマットが観光地の成功事例 /
/ 日本の観光産業の変化を見抜き、対応が必要 /
/ 観光資源などの非日常だけでなく、ライフスタイルなどの異日常の育成も地方観光においては大切 /
/ 要約文でわかること /
/ ツェルマットの住民主体の地域経営とは?/
/ 付加価値のある観光資源の作り方とは?/
/ 団体から個人に変化した日本の課題は?/
海外の成功事例を基に日本の観光課題を説明している点が新鮮な1冊でした。
北海道の弟子屈町など日本で導入している例もあり、成功事例が日本でも応用できることに対して説得力があります。
/ 4-2 / 地方創生大全 /
次は、地方創生の入門書
/ 地方創生大全 /
という本を紹介します。
地方創生のポイントを3つの要素と5つの観点に分けて説明しており、地方の街づくりに関わる方にはぜひ読んでほしいと思える1冊です。
/ 本の内容 /
/ 3つの要素:事業・資源・組織 /
/ 5つの観点:ネタの選び方・モノの使い方・ヒトの捉え方・カネの流れの見方・組織の活かし方 /
/ 要約文でわかること /
/ 3つの要素や5つの観点の具体例は?/
/ 日本の地方創生の課題は?/
/ 各地域での要素や観点への落とし込み方は?/
本書では、経営学で用いられるフレームワークのように地方創生の方法がわかりやすい形になっています。
地方創生の要点を捉えるには最適な1冊です。
日本の地方が抱える問題点を詳しく理解することができます。
/ 4-3 / 地方創生実現ハンドブック /
次は、地方創生の事例集とも言える
/ 地方創生実現ハンドブック /
という本を紹介します。
コンサルティンググループと日経がタグを組んで書いた地方創生の成功事例集です。
/ 本の内容 /
/ 地方創生について17の地方の成功事例を掲載 /
/ カギは自治体と中小企業の連携 /
/ 若者に対する起業・ベンチャーの促進 /
/ 要約文でわかること /
/ どのような施策を地方が行っているのか?/
/ どのような例が成功事例になるのか?/
/ 成功事例から分析する成功要因とは?/
地方創生の要点というとどうしても抽象的なことになってしまうことが多いのですが、まさに現場で起こっている具体例を知ることができる1冊です。
/ 4-4 / 外国人が熱狂するクールな田舎の作り方 /
次は、飛騨古川における地方創生の体験談で
/ 外国人が熱狂するクールな田舎の作り方 /
という本を紹介します。
地方創生の難しさについて、著者の体験談をベースに書かれた本です。
/ 本の内容 /
/ 地方では正しさや合理性よりも私情が優先されることがある /
/ 地方人の日常は都会人や外国人の非日常になる /
/ 海外を500日以上旅した著者の日本での体験記 /
/ 要約文でわかること /
/ 地方ではどのような課題があるのか?/
/ 地域の人に協力してもらう方法とは?/
/ 日本の地方で観光業をすることの難しさは?/
地方創生が大切だ!というのは共通認識となっているイメージですが、日本の地方は現実としてそんな雰囲気でもないという所もまだまだ多いということがわかる1冊。
個人の利益を優先させる人達にどのように協力してもらうかを考えることも重要な課題の1つであることを理解することができる。
/ 4-5 / みなかみイノベーション /
次は、群馬県みなかみ町の地方創生の事例で
/ みなかみイノベーション /
という本を紹介します。
地方創生の1つの成功分野でもある農泊の成功事例について書かれた本です。
/ 本の内容 /
/ 日帰りから宿泊への切り替えに農泊を用いる /
/ みなかみ町の地方創生の方針について /
/ 農泊ビジネスのポイント /
/ 要約文でわかること /
/ 農泊ビジネスを行うにあたり重要なことは?/
/ 成功した街づくりの方針とは?/
/ 地域の持続可能性の秘訣とは?/
少子高齢化・過疎化を迎える地域の課題解決の方法を農泊を中心に書かれた1冊です。
たとえ農泊を実施していないとしても、地域が一丸となって取り組む方針や工夫などの部分は参考になると思います。
/ 4-6 / 熱海の奇跡 /
次は、熱海の地方創生の事例で
/ 熱海の奇跡 /
という本を紹介します。
熱海と言えば、関東圏や中部地方に住む方々にはなじみ深い観光地ではないでしょうか?
※ 自分も何度か訪れたことがある観光地でした。
/ 本の内容 /
/ 熱海に住む人自体が魅力を知ることが大切 /
/ カフェやゲストハウスから交流の仕組みを作る /
/ 意欲のある若者を誘致する仕組みが大切 /
/ 要約文でわかること /
/ 住人のネガティブな印象を払拭するには?/
/ スポットから地方創生を進める方法は?/
/ 意欲のある若者を地方に呼び込むには?/
特にカフェやゲストハウスなどのスポットから地方全体へと活動を波及させていく方法については勉強になる1冊です。
/ 5 / IR関連の要約文 3本 /
最後の重要論点として、
/ IR(統合型リゾート) /
についてのおすすめ本を紹介します。
/ IRとは?/
IR(統合型リゾート)とは会議場・展示場・エンタメ施設・宿泊施設が集約されたリゾート施設の事ですが、日本ではカジノとセットで話題に上がることが多いです。カジノはあくまでIRに併設されるエンタメ施設の1つです。外国人誘客のポイントになることはもちろん雇用創出や人口流入など様々なメリットがある半面で治安悪化やギャンブル依存症などの課題もあります。
/ 5-1 / IRは日本を救う /
最初に紹介するのは、
/ IRは日本を救う /
という本です。
日本におけるIR(日本型IR)がどのような施設を構想しているのかがわかりやすく書かれています。
/ 本の内容 /
/ IRとは様々な施設が集約された施設である /
/ 日本型IRは観光発信地の役割が期待される /
/ カジノはIRの運営維持には欠かせない施設である /
/ 要約文でわかること /
/ IRとは何か?/
/ 日本にIRができると何か良いのか?/
/ IRの施設の中になぜカジノが必要なのか?/
特にIRの観光業における役割についてわかりやすく解説されている本でした。
単なる複合施設や滞在施設ではないIRのポイントを押さえることができます。
/ 5-2 / 日本版カジノのすべて /
次にIRの入門書として、
/ 日本版カジノのすべて /
という本を紹介します。
カジノのメリット・デメリットを解説した入門書として最適な1冊です。
/ 本の内容 /
/ カジノにより公金を利用しない観光開発が可能に /
/ 依存症などの社会的コストがリスクとなる /
/ シンガポールがIRの成功事例 /
/ 要約文でわかること /
/ いかに他国のノウハウを参考にするか?/
/ IR経営はどのように行うのが良いのか?/
/ 社会的コストはカジノだけが問題なのか?/
IRのデメリット・他国の成功事例に触れた上で日本ではどうあるべきか?について書かれており、初心者でも読みやすいIRの入門書的な内容となっています。
/ 5-3 / 「夜遊び」の経済学 /
『日本版カジノのすべて』と同じ著者で
/ 「夜遊び」の経済学 /
という本を紹介します。
夜遊びというといやらしいイメージや怖いイメージがありますが、観光を含め重大な市場となっています。
※ナイトツーリズムやナイトタイムエコノミーなどと呼ばれることもあります。
/ 本の内容 /
/ 海外では夜の経済に国全体で取り組んでいる /
/ 日本観光の不満に夜の観光資源の乏しさがある /
/ IRは夜の経済に良い影響を及ぼす /
/ 要約文でわかること /
/ ナイトタイムエコノミーとは?/
/ 海外ではどんな取り組みをしているのか?/
/ IRが及ぼす影響とIRのポイントとは?/
IR分野を含め、夜の経済(観光)について、いかに促進していくかについて書かれた本です。
ナイトツーリズムの分野に興味のある人は必読です。
/ 6 / 他に観光関係でおすすめの本 /
最後にflierには(まだ)要約が載っていない本で
/ 旅行関係のおすすめの本 /
を紹介しておきたいと思います。
今まで紹介した要約文にプラスして読んでおくとためになる本をピックアップしておきます。
/ 6-1 / 旅行業界の動向とカラクリがよ~くわかる本 /
この本は自分が就活生の時に使っていたシリーズです。
※ 旅行業界以外にも多くの種類が出版されています。
このシリーズの良いところは
/ 重要論点を端的に理解できること /
です。
先に紹介した3つの重要論点について書かれていることはもちろん、より細かく分けられた旅行業の論点について短時間で理解できるという点で優秀な本だと思っています。
/ 7 / まとめ:色々な本を読んでみよう /
今回は、観光業・旅行業において
/ flierで読んでおきたい要約文 /
/ flierには載っていないおすすめの本 /
を紹介してきました。
また、flierに載っている本は専門家によって厳選された本であるため、時間がある人は1冊1冊時間をかけて読んでいくのもおすすめです。
クリックするとflierの公式サイトに飛びます。
7日間の無料体験はいつ終了するかわからないのでお早めに!
ということで今回の記事は以上です。
皆様の業界研究の参考になっていれば幸いです。
/ 健闘を祈っております!/
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
元旅行会社社員の / ななめ / より心を込めて。